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薬物ガイド

GLP-1自己注射ペンの打ち方ガイド、ウゴービからマンジャロまで

ウゴービ、マンジャロ、オゼンピック、サクセンダ。日本で手に入る4本のGLP-1ペンについて、冷蔵庫から出す段取り、針の選び方、部位ローテーション、保管期限、処方の現実まで、はじめて打つ人が迷わないようにまとめます。

30 min read

本記事は情報提供およびライフスタイル参考を目的としており、医学的助言ではありません。健康に関する判断は医療専門家にご相談ください。

GLP-1自己注射ペンの打ち方ガイド、ウゴービからマンジャロまで

GLP-1自己注射ペンの打ち方ガイド、ウゴービからマンジャロまで

クリニックで薬をもらって帰る電車で、保冷バッグの中の箱をこっそり開ける。細長いペンを見て「これ、本当に自分で打つのか」と一瞬怖くなる。GLP-1を始めた人からよく聞く話です。

打ち方そのものはシンプル。ただし冷蔵庫から出すタイミング、針の選び方、部位のローテーション、保管期限。このあたりを押さえないと、効き方も痛みも安全性も変わってきます。日本ではもうひとつ、処方ルートが海外とかなり違うという前提もある。

ここでは日本で手に入る4本のGLP-1ペン(ウゴービ・マンジャロ・オゼンピック・サクセンダ)について、打つ前の段取りから打ち終わったあとの廃棄まで、手順に沿って整理します。はじめて自分で打つ人にも、ブランドが変わった2本目以降の人にも使える内容です。

今、手にあるペンが何かを確認する

箱の表面を見てください。英字の商品名と、カタカナのブランド名が並んでいます。まず「何」が入っているペンなのか、ここを勘違いすると用量も段階も変わるので、最初に合わせておきます。

成分日本のブランド適応(2026年4月時点)ペン形式用量段階
セマグルチドウゴービ(Wegovy)肥満症(2023年3月承認)用量別の使い捨てFlexTouch(単回使用)0.25→0.5→1.0→1.7→2.4mg
セマグルチドオゼンピック(Ozempic)2型糖尿病複数回使用ダイヤルペン0.25→0.5→1.0→2.0mg
チルゼパチドマンジャロ(Mounjaro)2型糖尿病(2023年4月承認)単回使用KwikPen2.5→5→7.5→10→12.5→15mg
リラグルチドサクセンダ(Saxenda)日本未承認複数回使用ダイヤルペン、毎日0.6→1.2→1.8→2.4→3.0mg

この表でいちばん誤解されるのが、**ウゴービとオゼンピックは「同じセマグルチドなのにペンの作りが違う」**という一点です。ウゴービは各用量ごとの単回使用ペン(0.25mg用、0.5mg用…と別ペン)。プライミングは不要で、ボタンを押してから線量カウンターが0に戻り、そこから6秒保持するだけ。オゼンピックは4週間分くらいを1本に入れて自分でダイヤルを回す複数回ペンで、新品時は2単位のプライミングが要ります。

ここを混ぜると、「ダイヤルを回しても線量が進まない」「プライミングって何?」と現場で固まる。手元のペンがどちらのタイプか、まず箱を声に出して読むところから始めてください。

成分が同じでも、ペン本体の作りはブランドごとに違う。ウゴービの感覚でオゼンピックを打てば手順を飛ばすし、マンジャロのKwikPen感覚でサクセンダのダイヤルペンを使うと用量が合わない。成分が同じ=使い方が同じ、ではありません。

打つ30分前、冷蔵庫から出す

冷蔵庫から出したてのペンをそのまま腹部にぶすっと打つ。これが痛みと吸収ムラの最大の原因です。冷たいまま皮下に入ると刺すときのチクッが倍くらいに増えるし、局所の血流が縮んで薬液の広がりも均一になりません。

打つ15〜30分前に冷蔵庫から出して、キッチンカウンターなど直射日光の当たらない場所に置きます。夏場で室温28℃超なら15分、冬の早朝で18℃前後なら30分。時計で測るより、ペンを手で握って「ひやっとしなくなった」と感じるタイミングが実用的な目安です。

同時に準備するのは次の4つ。

  • 新しいペン用針(4mmのBDマイクロファインプラステルモ ナノパスが薄くて痛みが少ない)
  • アルコール綿(70%イソプロパノール)
  • 鋭利物廃棄容器(医療機関からもらえる小型のもの、または硬質のペットボトル)
  • 手元のメモ(打った日、用量、部位を記録)

4mm針は日本の薬局で広く流通しているサイズ。ペン用針は毎回新品が基本で、再使用は針先が曲がって痛みが増えるうえ、衛生面でもアウトです。

ペン種類別の注射手順、順を追って

ウゴービ(週1回・FlexTouch単回使用)

  1. 常温に戻ったペンを取り出す。
  2. キャップをはずし、ゴム栓をアルコール綿で拭く。
  3. 新しい4mm針をまっすぐねじ込み、外キャップ・内キャップを外す。
  4. 窓から薬液を確認。透明〜ほぼ無色で、濁りや粒がないか目視。
  5. 腹部または大腿部に90°垂直に当てる。4mmならつままずに刺せる長さ。
  6. ボタンを最後まで押し切る。
  7. 線量カウンターが0に戻ってから6秒ホールド。これが投与完了の合図。
  8. 針を抜き、綿で軽く押さえる(こすらない)。内キャップで針だけ外して廃棄容器へ。
  9. ペン本体は1回使い切り。次回分は新しい1本を使う。

ウゴービのFlexTouchは用量が固定されているのでダイヤル操作が不要。プライミングも基本的に省略される設計です。はじめて打つ人にはもっとも手順が少ないタイプといえます。

オゼンピック(週1回・複数回使用ダイヤル)

  1. 常温に戻ったペンを取り出す。
  2. アルコール綿でゴム栓を拭く。
  3. 新しい針をまっすぐねじ込む。斜めに入れるとシールが甘くなる。
  4. 外キャップ・内キャップを外す(内キャップは後で針を外すときに使うので捨てない)。
  5. 新品ペンは2単位のプライミング。ダイヤルを「2」に合わせ、針を上に向けてボタンを押し、先端に液の玉が出るまで繰り返す。2本目以降のペンでも、毎回0.5〜1単位の空打ちを勧める医療機関が多い。
  6. ダイヤルを処方用量(0.25/0.5/1.0/2.0mg)に合わせる。
  7. 90°垂直で刺し、ボタンを押し切る。
  8. 線量カウンターが0になってから6秒ホールド
  9. 針を抜き、内キャップを使って針だけ外して廃棄容器へ。
  10. ペン本体はキャップをつけて冷蔵庫または30℃以下の室温で保管。

プライミングの「液の玉が出るまで」は最初はなかなか出なくて焦ります。3回やっても出なければ針の装着を疑う。斜めに入っているとここで詰まります。

マンジャロ(週1回・KwikPen単回使用)

  1. 常温に戻ったペンを取り出す。
  2. ベースキャップを引き抜く(ねじらない)。
  3. 薬液の透明度を窓から確認。
  4. ロック解除(ペンの根元を回してロックを外すタイプ)。
  5. 腹部/大腿/上腕後面のいずれかに90°で当てる。
  6. ボタンを押す。KwikPenは2回のクリック音が鳴る設計。
  7. 1回目のクリック=注入開始、2回目のクリック=注入完了の合図。2回目のクリック後、最低5秒は保持してから抜く。
  8. 1回使い切り。ペンごと廃棄容器へ。

KwikPenはウゴービと同じ単回使用型ですが、クリック音の聞き分けが慣れるまで少し難しい。最初の数回は家族に横で聞いてもらうと安心です。

サクセンダ(毎日・複数回使用ダイヤル)

サクセンダは日本で正式な承認がなく、個人輸入や美容系クリニックの自由診療で入手する形になります。使用前提では、操作自体はオゼンピック系のダイヤルペンに近い。

  1. 常温に戻したペンを取り出す。
  2. 新しい針を装着。
  3. 新品ペンは0.6mgまでダイヤルを上げて空打ち(空気抜き)。
  4. 処方段階の用量(0.6→1.2→1.8→2.4→3.0mg)にダイヤル。
  5. 90°で刺し、ボタンを押し切る。
  6. 6秒ホールド、針を抜く。
  7. 針を外してペン本体は冷蔵庫または室温へ。

毎日打つタイプなので、同じ時間帯を習慣にできるかどうかが続くかどうかの分かれ目です。朝食前・就寝前など、日課に紐づけるのが定石。

部位ローテーション、同じ場所を狙わない

GLP-1は皮下注射。使える部位は3箇所です。

  • 腹部: へそから5cm以上離す。右上、右下、左上、左下の4象限を意識すると回しやすい。
  • 大腿部: 前面または外側、膝上10cm〜付け根の中間あたり。
  • 上腕後面: 二の腕の外側後ろ。自分で打つのは難しいので、家族に打ってもらう用。

ローテーションのコツは2段階です。

  1. 同じ週の中: 同一部位内で2〜3cmずらす。先週と同じ象限でも、ピンポイントで同じ穴は避ける。
  2. 週が変わるタイミング: 部位そのものを変える。今週は腹部右下、来週は大腿部左、という感じで。

これを守らないと、皮下脂肪が厚く盛り上がる脂肪肥厚(リポハイパートロフィー)が起きます。一度できると吸収が不均一になり、同じ用量なのに効いたり効かなかったりする。触って硬い、しこりっぽい、と感じたら2〜3週間はその部位を休ませてください。

記録は、週1回のペンなら月曜の朝にメモ、毎日打つサクセンダなら打った直後にスマホのメモ。「腹部右下・4/19」くらいの粒度で十分です。

痛みを減らす、実践的なコツ

「どうせ痛いもの」と思われがちですが、4mm針の時代は工夫でほぼ無痛まで持っていけます。

  • 液が室温になってから打つ(最大の要素)
  • 針は毎回新品、再使用しない
  • アルコール綿で拭いたあと、アルコールが完全に乾いてから刺す(濡れた状態で刺すとアルコールが針穴に入ってしみる)
  • 力を入れて突き立てず、ダーツのように手首の重みで落とす感覚
  • 緊張して腹筋に力が入っていると痛い。ひと息吐きながら刺す
  • 打った直後にこすらない。綿で軽く押さえるだけ

どうしても緊張する人は、氷で1分だけ皮膚を冷やして感覚を鈍らせる方法もありますが、冷やしすぎると薬液の吸収にまで影響するので、ごく短時間に。

冷蔵と室温、ブランドごとの正確な日数

ここが最も間違えやすい領域です。開封前と開封後で保管条件が変わります。

ブランド開封前開封後(30℃以下の室温で)備考
ウゴービ2〜8℃冷蔵、凍結禁止6週間使い捨て、次回分は別の新品
オゼンピック2〜8℃冷蔵、凍結禁止8週間複数回使用。キャップ装着で光を避ける
マンジャロ2〜8℃冷蔵、凍結禁止21日間使い捨て、短め
サクセンダ2〜8℃冷蔵、凍結禁止30日間複数回使用、毎日打ち

注意点を3つ。

ひとつめ、冷蔵庫の奥や吹き出し口近くは避ける。家庭用冷蔵庫の奥は0℃近くまで下がることがあり、一度凍結すると薬液が変性して使えません。野菜室の前側が実は安定しています。

ふたつめ、直射日光と高温に弱い。夏場の車内に置き忘れ、ベランダ近くの棚、暖房の吹き出し口。どれも一発で廃棄対象です。持ち運びは保冷バッグ+保冷剤を推奨。

みっつめ、凍結疑いのあるペンは使わない。ペンを振ったときに液が固まっている音がする、窓から見て結晶のようなものがある、そんなときは迷わず廃棄。冷蔵庫のトラブルで凍ったかもしれない、という程度でも、効果が担保されないので新しい1本に切り替えてください。

打ち忘れたとき、ブランドごとに判断が違う

週1のリズムは「毎週同じ曜日」が基本ですが、旅行や体調不良で1日2日ずれることはあります。ラベル上は**±2日まで許容**される設計です。それを超えた場合の判断が、ブランドで違います。

  • ウゴービ・オゼンピック(セマグルチド系): 予定日から5日以内ならすぐ打って、次回は元の曜日に戻す。5日を超えたら今回分はスキップし、次回予定日から再開。
  • マンジャロ(チルゼパチド): 予定日から4日以内ならすぐ打って通常通り、それを超えたら次回予定日まで待つ。
  • サクセンダ: 毎日打ちなので、思い出したら次の回から通常通り再開。前日分を2回分まとめて打つのは禁止。

ここで焦って2回分を追い打ちするのが、いちばん危険です。嘔気が強く出て脱水になり、救急で点滴を受けるケースが毎年報告されています。遅れても、まとめ打ちはしない

よくあるミス、現場で見る7つ

  1. 冷たいまま注射する: 痛みが2倍、吸収ムラで効きに波。15〜30分前に出す。
  2. 同じ場所に打ち続ける: 脂肪肥厚でしこりができ、吸収が不安定に。毎回2〜3cmずらす。
  3. 深すぎる角度で刺す: 4mm針なら90°でつままずOK。斜めに深く入ると筋肉注射になって痛い。
  4. オゼンピック新品のプライミング忘れ: 2単位の空打ちを省略すると初回分が不足投与に。
  5. FlexTouch/KwikPenで6秒(または2回目クリック)を待たない: カウンターが0=注入開始、そこからホールドして初めて完了。早く抜くと薬液が皮膚に垂れる。
  6. 冷蔵庫の奥で凍らせる: 吹き出し口は0℃近くまで下がる。野菜室の前側や冷蔵室中央が安定。
  7. 打った後にもむ: 吸収が早まりすぎて血糖や満腹感の出方が変わる。綿で軽く押さえるだけ。

加えて、注射する曜日がずるずる後ろにずれる問題。月曜に打っていたのが仕事で忘れて火曜、翌週は水曜、気づくと元の曜日がわからない。スマホのリマインダーに「GLP-1」で週次通知を入れるだけで、これはかなり防げます。

針とペンの廃棄、自治体ルールを先に調べる

使用済みのペン用針は「感染性廃棄物」として扱われるのが原則です。自治体によって回収方法が違うので、ここはブランドではなく住んでいる市区町村のルールで判断します。

一般的には3パターン。

  • 医療機関に返却: 処方を受けたクリニック・薬局が回収ボックスを置いているケース。月に1回程度、診察のついでに持参。
  • 自治体指定の回収: 一部自治体は「在宅医療廃棄物」として回収を受け付け。硬質プラスチック容器に入れて指定日に出す。
  • 薬局回収: 一部の調剤薬局が注射針回収に協力している(在宅医療対応店舗)。

ペン本体は使い切ったあと、自治体ルールで「プラスチック」または「燃えないゴミ」に分けるのが一般的ですが、針を完全に外してから廃棄してください。家庭ゴミに針を混ぜると収集作業員の怪我につながります。

硬めのペットボトルに穴を開けて針を入れていく自作容器は、あくまで保管用。最終的には医療機関に持ち込むのが安全です。

医師に持っていく質問リスト

処方初回や薬が変わるタイミングで、診察時間は限られています。以下を事前にメモしておくと、5分の診察が濃くなります。

  • いま処方されたのは何という成分で、どのブランドですか?
  • 保険適用ですか、自由診療ですか? 月の自己負担はいくら目安ですか?
  • 何mgから始めて、何週ごとに上げる予定ですか?
  • 次の用量上げは、いつの診察で判断しますか?
  • 吐き気が強く出たら、どのくらいまで我慢していいですか?
  • 体調不良で食べられない日は、打つべきですか?休むべきですか?
  • 打ち忘れたとき、自分で判断していい範囲はどこまでですか?
  • 他に飲んでいる薬(血糖降下薬・血圧薬・避妊薬など)との相互作用は?
  • 旅行のときの持ち運びと保管で、気をつけることは?
  • やめるとき、減量ステップはどう組みますか?

特に最後の「やめるとき」は、最初から決めておくと後で迷いません。GLP-1は止めると食欲が戻り、体重も戻る方向に動きやすい。ここの出口戦略を医師と共有しておくのが、2026年時点での現実的なスタンスです。

処方と購入、前に確認するポイント

クリニック選びで後悔しないために、初診予約の前に以下を確認してください。

確認項目なぜ重要か
処方される薬の国内承認状況個人輸入品か正規品かの区別
薬の調達ルート(国内卸・海外個人輸入の区別)偽造品・輸送中の温度逸脱リスク
月額の総費用(診察料・薬代・検査料すべて込み)広告の「月○円」は薬代だけのことが多い
用量増量の判断プロセス体重変化・副作用をどう評価するか
副作用が出たときの連絡手段夜間・休日の対応の有無
やめるときのサポート減量ステップ、フォロー診察の有無
針・ペンの廃棄方法返却可能か、自己処理か
血液検査の頻度血糖・肝機能・腎機能のモニタリング

オンライン診療で初診から処方するクリニックが増えていますが、最初の1〜2回は対面で体を診てもらうのが無難です。BMIの測り方、既往症の確認、既存の薬との相互作用は、画面越しだと抜けやすい。

日本市場での現実的な解釈

ここまでの手順論は、世界共通です。ただし「手に入れる」という一段手前の部分で、日本は他国とかなり違います。

ひとつめ、ウゴービの保険適用条件が厳しい。肥満症への保険診療でウゴービを使えるのは、BMI 35以上、またはBMI 27以上+高血圧/脂質異常症/2型糖尿病など2つ以上の合併症+食事運動療法でコントロール不十分という条件を満たす場合のみ。この基準を下回る人のダイエット目的使用は、自由診療に回ります。

ふたつめ、マンジャロは日本で「2型糖尿病のみ」の適応(2026年4月時点)。肥満症の適応は未承認で、ダイエット目的の処方はすべて適応外使用(オフラベル)になり、自由診療扱いです。米国のZepbound(同じチルゼパチドの肥満症ブランド)は日本で売られていません。

みっつめ、サクセンダは日本で正式承認がない。美容系クリニックでの自由診療や個人輸入ルートが存在しますが、厚生労働省は偽造品・健康被害リスクについて繰り返し警告を出しています。特に海外個人輸入サイトで購入したGLP-1製剤では、有効成分がゼロの偽造品や、雑菌混入の注射液が国内で検出された事例があります。命に関わるので、個人輸入は勧めません。

よっつめ、オゼンピックの体重管理目的使用は適応外。2023〜2024年には、ダイエット目的のオゼンピック処方が増えた影響で、本来の2型糖尿病患者に薬が回らなくなる供給不足が発生しました。糖尿病でない人がオゼンピックを希望する場合、保険診療では通らず、自由診療での適応外処方になります。

参考価格レンジ(2026年4月時点、都内の自由診療クリニック調べ)は以下のとおりですが、個々のクリニックで数万円単位のばらつきがあります

ブランド月の薬代目安(自由診療)備考
ウゴービ(保険適用外)約2.5〜5万円保険適用条件を満たせば3割負担で月1.5万円前後
マンジャロ(自由診療)約2〜4万円用量が上がると上限側に寄る
オゼンピック(適応外)約2〜3.5万円糖尿病保険診療なら月2,000〜4,000円
サクセンダ(自由診療/個人輸入)月3万円前後個人輸入は偽造品リスクあり、非推奨

価格だけを見ると、マンジャロが目立って安い月が出てきます。ただし、適応外使用で医療事故が起きても医薬品副作用被害救済制度の対象外になる点は頭に置いておいてください。救済制度は「承認された用途で使用した場合」にのみ適用されるので、ダイエット目的や個人輸入で重篤な副作用が出ても、国の救済からは外れます。

処方診療科は主に3つ。肥満外来(大学病院系に多い)、内分泌・糖尿病内科(糖尿病併存の場合)、美容内科・美容皮膚科(自由診療のメインルート)。信頼できる主治医に、薬の仕入れ先・用量の決め方・中止の判断基準まで聞ける関係を作れるかどうかが、結局のところ安全性を決めます。

GLP-1は「痩せる魔法の薬」ではなく、食欲を抑える仕組みを借りて、生活習慣の見直しを後押しする道具。打ち方を完璧に覚えても、食事と運動が放置されたままだと、やめた瞬間に戻ります。ここは医師も同じことを言うはずです。

判断材料の一つになれば幸いです。ペンを開ける前のひと呼吸を、この記事で代わりにとっておいてもらえたら、それでじゅうぶんです。

出典・参考

  • PMDA「ウゴービ皮下注添付文書」(2023年3月承認)
  • PMDA「マンジャロ皮下注アテオス添付文書」(2023年4月承認)
  • PMDA「オゼンピック皮下注SD添付文書」
  • ノボ ノルディスク ファーマ「ウゴービ適正使用ガイド」
  • 日本イーライリリー「マンジャロKwikPen使用説明書」
  • 厚生労働省「医薬品の個人輸入について(個人輸入に関する注意喚起)」
  • 日本肥満学会「肥満症診療ガイドライン2022」

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